「#死別」を含む小説

「私ね、小さい頃から竜が大好きだったの」 両親との死別を機に、生まれ育った宿屋から世界へと旅立つことにした少女。 少女が目指したのは、母親の故郷であり、世界で唯一竜が住むといわれ…

　大切な人との別れはとても辛いものです。 　それでも遺された者は、頑張って生きていかなくてはいけません。 　そんな暗闇にいる主人公が前を向くことが出来た、ちょっとしたお話です。

高橋咲良は親に愛されて育って、高校生になって初めて”愛”を知った。 その時誰も知らなかった。 彼女の愛には毒がある。 ”愛してる”ーーその五文字は言われた者の寿命を奪い取ってい…

平安時代には六種香（りくしゅこう）と呼ばれる室内用のお香があった。 まず、春の梅花（ばいか）、夏の荷葉（かよう）、秋の侍従（じじゅう）や落葉（らくよう）、冬の黒方（くろぼう）や菊…

妻の四十九日を終えて、縁側にぽつりと座っていた老夫、文治（ふみはる）。そんな彼の元に現れたのは、軒先に住んでいる一匹の鬼蜘蛛。 湿っぽいから降りてきた、と鬼蜘蛛は言った。 しとし…

古賀コン6参加作品です。 お題は「架空⭐︎1レビュー」 主人公に、ご自身のお名前をレビューしてもらいました。 （更新時間て出ますっけ？ 紹介文やキャッチコピー、タグのみで本文は…

義理の兄を脳梗塞で失ったこと、及び自分の家族についての話になります。死別について触れていますので、読むことが苦しいとお感じになられましたら、ご無理なさらずお願い申し上げます。 N…

魔法と剣が全てと言っても過言ではないこの世界で、己の拳一つで成り上がった女丈夫がいた──彼女はアイリーン、六十を越えた強く逞しい女兵。 彼女の肉体はそこらの兵とは比べ物にならぬ程…

交通事故で死去した佐藤　葵衣（さとう　あおい）は、伴侶と言える間柄の桐ケ谷勝真（きりがや　かつま）がふさぎ込んでいるのを助けたくて、橋から身を投げようとしていた青年、武内　奏良（…

中学二年生の夏、黄芽(おうが)は緋陽(ひなた)を殺めてしまい、消えることの無い烙印を背負うこととなった。 さぁ今こそ、その罪に逃げることなく真正面から向き合う時だ。

後宮を追われ売春をして暮らす、ある宦官の寝物語。 猿田夕記子さんの自主企画に寄せさせていただきました。 中華BLの本棚　～三国志・武侠・神仙・BLならなんでも～ https:…

死別だけどハッピーエンド系！純愛！心霊要素あり

　その昔、ある理由で何よりも好きだった猫と煙草を自分から遠ざけていた久蔵。しかし、妻の死をきっかけに半世紀ぶりに猫を飼い、そして煙草を吸う事にした。

女子ドルのオタ友として出会った「あいこさん」と「おれ」。脳動脈瘤を抱え、突然死するかもしれないあいこさんに、看取りと死後の後始末を依頼され、田舎の一軒家に同居することになる。そし…

ジード・アレイスターは公爵という高位貴族の身分に生まれたはいいものの、五歳の頃には母親と死別し、十歳で祖父と死別すると同時に、今まで育児放棄してきた父親が性格の悪そうな後妻と腹違…

　アレクティスの従者、アリシアはアレクティスのことを愛していた。だが、従者という立場上、一度もその愛をアレクティスに受け入れてもらえることは無く、二人は死別してしまい、アリシアは…

世の中は弱者には恐ろしい程に冷たい。濡れそぼった様な痩せ犬にはこの世の中は辛く厳しい… 私は君の手を取りたかった…力強く。

妻を亡くした。享年五十二歳であった。 もう若くない俺の脳みそでは、「忘れない」なんて言葉で妻との記憶を縛り付けておくことなんてできやしない。 だから、あなたの骨を呑んだ。 そうす…

家族として共に生きたペットを看取る話です。 幻想生物フェスタ、第七回こむら川小説大賞に寄せて。